約 2,115,431 件
https://w.atwiki.jp/ganbarizing_matome/pages/560.html
概要 ガシャットヘンシン5弾「電王10周年キャンペーン」で登場したカードが持つ能力。 対象のカードには表の絵の左上部に「電王10thANNIVERSARY」のロゴが描かれており、表面はイマジン、バースト面は対応した電王の形態となっている。また、CPボーナスとしてチーム全体のひっさつがアップする。 カードスキャン時にイマジン達の登場演出があり、電王のオープニング曲「Climax Jump」が流れる。 この能力を持ったカードはバースト時の演出で電王プラットフォームになる(演出のみでバースト後は各フォームにちゃんと変わる) 必殺技開始時に電王プラットフォームを中心にイマジンたちが勢ぞろいする。 イマジン達が各々攻撃を繰り出し、最後に使用しているイマジンに対応したフォームにチェンジし、必殺技を繰り出す。バーストブレイクは無し、必殺技のボタン入力は有り 発動カード一覧 カードナンバー ライダー名/バースト時ライダー名 G5-061 モモタロス/仮面ライダー電王 ソードフォーム G5-062 ウラタロス/仮面ライダー電王 ロッドフォーム G5-063 キンタロス/仮面ライダー電王 アックスフォーム G5-064 リュウタロス/仮面ライダー電王 ガンフォーム
https://w.atwiki.jp/mhp2/pages/414.html
タロスUシリーズ【剣士】 共通項目 値段 防御 火 水 雷 氷 龍 各値 8800z 50 -6 -1 -5 -5 2 総合 44000z 250 -30 -5 -25 -25 10 最大総合 125170z 310 - - - - - 防具強化 LV2 LV3 LV4 LV5 LV6 LV7 防御力 52 54 56 58 60 62 強化素材 鎧玉 鎧玉 鎧玉 上鎧玉 堅鎧玉 重鎧玉 費用 1810z 1810z 1810z 2368z 2916z 5520z 部位 名称 スキル系統 スロット 生産素材1 生産素材2 頭 タロスUヘルム 加護-3 聴覚保護+4 採取+2 O-- カンタロスの薄羽*1 カンタロスの堅殻*4 虹色コガネ*2 王族カナブン*3 胴 タロスUメイル 加護-2 聴覚保護+1 採取+2 OO- カンタロスの薄羽*3 カンタロスの堅殻*3 虹色コガネ*2 紅蓮石*1 腕 タロスUアーム 加護-2 聴覚保護+3 採取+2 OO- カンタロスの薄羽*1 カンタロスの堅殻*4 虹色コガネ*2 ドスヘラクレス*4 腰 タロスUフォールド 加護-3 聴覚保護+4 採取+2 O-- カンタロスの薄羽*3 カンタロスの堅殻*3 虹色コガネ*2 桃毛獣の尖爪*1 脚 タロスUグリーヴ 加護-2 聴覚保護+3 採取+2 OO- カンタロスの薄羽*2 カンタロスの堅殻*3 虹色コガネ*2 カブレライト鉱石*2 スキル系統 頭 胴 腕 腰 脚 計 発動するスキル あと少しで発動しそうなスキル 加護 -3 -2 -2 -3 -2 -12 悪霊の加護 聴覚保護 +4 +1 +3 +4 +3 +15 高級耳栓 採取 +2 +2 +2 +2 +2 +10 採取+1 生産素材1 必要素材合計 カブレライト鉱石*2カンタロスの堅殻*17カンタロスの薄羽*10ドスヘラクレス*4王族カナブン*3紅蓮石*1桃毛獣の尖爪*1虹色コガネ*10 あと少しで発動しそうなスキルとは±5ポイント以内で発生、かつ既に発生しているスキルの強化系or弱化系ではないスキルのことです。 ただし、その強化系or弱化系が±4ポイント以内で発生する場合か、強化系スキル発動に元となるスキルから10ポイント必要な場合は、±5ポイント以内なら含みます。
https://w.atwiki.jp/karanemi/pages/1394.html
作品名:ストライク・ザ・ブラッド 使用者:千賀 毅人 ストライク・ザ・ブラッドに登場する術技。 法奇門の一つ。魔族特区破壊に特化した大規模軍事術式。 術技についての詳細形容 魔力吸引 眷獣召喚 元ネタ 関連項目 関連タグ リンク 術技についての詳細 形容 無数の魔法陣の重層花弁のようになっている。 彼女の言葉で、古城も薔薇の正体に気づく。その大規模な幻像は、幾重にも折り重なった複 雑な紋様の集合体だった。絃神島をすっぽりと包みこむほどの巨大な魔法陣。 魔力吸引 大気中の魔力を吸い込み蓄積する魔力を生成する機能はないため、何らかの手段で大気中に魔力を溢れさせる必要がある。 (前略)その実体化を可 能にしているのは、〝魔族特区〟から供給される膨大な魔力だ。 眷獣召喚 蒐集した魔力から眷獣を創造する想像された眷獣はタルタロスの薔薇に指定されたものを破壊するべく地上に落下する。 真紅の〝薔薇〟から生み出された眷獣の数は六体だった。全長は、それぞれ三メートルから 五メートルほど。実体化はまだ不完全だが、ほぼ完全な獣の輪郭を保っている。〝旧き世代〟 の眷獣には及ばないまでも、かなり強力な部類とみて間違いないだろう。 最終的に種子を生み出すための餌花弁の眷獣の役割は種子を落とすまでの時間稼ぎと薔薇の防衛と思われる。 種子からは四聖獣が召喚される。 それは巨大な種子だった。〝タルタロスの薔薇〟の最終形態。咲き誇る真紅の花弁が散り、 新たに種が産み落とされたのだ。 おびただしい数の〝薔薇〟の眷獣たちは、四つの種子に魔力を奪われて、干涸らびるように 次々と消滅していた。種子たちが取りこんだ魔力の量は、もはや紗矢華たちが理解できるスケ ールを超えている。 +四聖獣 真祖の眷獣に匹敵する四体の眷獣無差別に破壊しまわるため制御者が必要。 一体は猛禽のようであり、一体は鰐の姿に似ていた。またほかの一体は龍に似て、そして最 後の一体は虎に酷似している。いずれも全長二十メートルを超える巨大な怪物たち。吸血鬼の 眷獣と同じ、濃密な魔力の集合体だ。 元ネタ タルタロス (古希 Τάρταρος) ギリシア神話に登場する神性。神であると同時に奈落そのものであり、巨人や怪物を幽閉することから後世ではプラトンなどによって地獄と同義にされた。 神としてのタルタロスは『神統記』によるとカオス、ガイア、エロースとともに生まれた原初の神々の一柱であり、 ガイアとの間に怪物の王であるテュポーンとエキドナを設けた。 奈落としてのタルタロスは冥界のさらに下方に存在し、大地から天と地の間の距離と同じだけ低いところにあるとされる。 入り口はポセイドーンによって作られた青銅の門があり、その周りを青銅の壁で覆われているため、奈落に封印された者は自力で脱出することはできない。 内部は霧たちこめ、神々ですら忌み嫌う澱んだ空間であり、出ようとした場合、神々が怖れるほどの苛烈な暴風で吹き飛ばされてしまう。 ウラノス、クロノスの代ではヘカトンケイル族やキュクロープス族を幽閉し、その入り口を怪物カムペーに番人をさせていた。 ゼウスの代では彼らを解放し逆にティタノマキアで倒したティーターン族を幽閉し、ヘカトンケイル族に牢番をさせた。 他にもテューポーンがここに投じられたとも言われている。 関連項目 法奇門 タルタロスの薔薇の術技分類。 関連タグ エネルギー吸収 ストライク・ザ・ブラッド 花弁 術技 軍勢展開 リンク Wikipedia タルタロス
https://w.atwiki.jp/kiba001/pages/386.html
【種別】 登場人物・出演俳優(劇場版 出演俳優) 【名前】 てらそままさき 【よみがな】 てらそま まさき 【役名】 友情主演、高校の文化祭の観客 【登場話】 劇場版 仮面ライダーキバ 魔界城の王 【主な出演作品】 仮面ライダーBLACK(シャドームーン) ブルースワット(ゴールドプラチナム) SAMURAI7(カンベエ) 海外ドラマ ER緊急救命室(ルカ・コバッチュ) 仮面ライダー電王(キンタロス) 【関連サイト】(外部リンク) マウスプロモーション てらそま まさき 【関連するページ】 仮面ライダー電王&キバ クライマックス刑事 劇場版 仮面ライダーキバ 魔界城の王 平成仮面ライダーシリーズ
https://w.atwiki.jp/srkjmiroor/pages/2433.html
「強さは別格だがな・・・」 【名前】 ネガタロス 【読み方】 ねがたろす 【声】 緑川光 【登場作品】 劇場版 仮面ライダー電王&キバクライマックス刑事 【分類】 イマジン/はぐれイマジン 【モチーフ】 鬼、モモタロス 【童話】 (一寸法師) 【詳細】 未来人のエネルギー体が何らかの作品から鬼をイメージし、この世に現出した姿。 消滅を免れたはぐれイマジンの1体 「ネガ」の名の通り、「モモタロス」と酷似した姿だが、体色が反転し、モモタロスより大きい角を撫で上げるのが癖。 誰にも倒される事のない最強の悪の軍団を創り上げると豪語し、「ネガタロス軍団(仮)」(読み方は「ねがたろすぐんだんかっこかりかっことじ」)を立ち上げ、犯罪者・黒木誠也及びファンガイア、自分と同じく消滅を免れたピンクラビットイマジン(冒頭で倒される。)、クラウンイマジンを率いて組織拡大を目論む。 クライイマックス刑事終盤に国会議事堂に向けて進軍を始めるが、電王とゼロノスに阻まれ工場跡地に運ばれる。 予備のライダーパスを盗み出しており、ライダーベルトを使ってネガ電王に変身、デンライナー署と全面対決に望む。 自信たっぷりな性格だが、実力はそれに裏打ちされたもので非常に強く、電王の各フォームを苦しめるほど(ただし、組織に潜入していた桜井侑斗とデネブがスパイだった事に全く気付いていなかったり、まだ組織の勢力が拡大していない状態で国会議事堂に乗り込もうとするなど、計画性に乏しく抜けた面がある。)。 だが、駆けつけた仮面ライダーキバ、電王クライマックスフォームのダブルライダーキックでスーツを失い、ネガデンライナーを呼び出し逃走を図る。 デンライナー、キバの召喚に応じ時の砂漠にやってきたキャッスルドランとの巨大戦を繰り広げ、フリーエネルギーを収束させたビームを放たれ、「ネガデンライナー」と共に葬られた。 【仮面ライダーネガ電王】 奪ったライダーパスで「ネガタロス」が変身した悪の電王。「ネガ電王ネガフォーム」とも呼称される。 電王ソードフォームに酷似、アーマーカラーは紫色になっている。 必殺技はネガワイルドショット。他の必殺技も使用できると思われるが使用していないので不明。 電王、ゼロノスによって自身が率いるネガタロス軍団(仮)が劣勢に追いやられたので、変身し、凄まじい力で電王を苦しめるが、仮面ライダーキバが駆けつけて形勢が逆転、電王クライマックスフォームの「ボイスターズキック」、キバの「ダークネスムーンブレイク」を同時に放った「ダブルライダーキック」を受け敗退。 【余談】 格闘ゲーム『クライマックスヒーローズ』シリーズではネガ電王の声を同じく緑川光氏が演じ、性格もネガのものが反映されている。必殺技は相手を挑発しながらガンモードを乱射して接近し、フルチャージしたエネルギー弾を後ろに跳躍で後退しながら空中で狙い撃つというもの。 声を演じる緑川光氏は平成仮面ライダーシリーズでの出演は初となる。
https://w.atwiki.jp/crossnovel/pages/109.html
「・・・ん・・・あ・・・ふあぁ~。あら、またはしたないかしら・・・。」 昼寝をしていた金糸雀が目を覚ます。 しかし、まだ寝足りない感じなのか、目をつぶったまま起き上がる。 「えぇっと・・・ジュンの小説はどうなったのかしら?」 目を開ける金糸雀。 だが、彼女の目に飛び込んできたのはジュンの部屋ではなく、白壁に囲まれた喫茶店のような場所であり、 自身が寝ている場所もジュンのベッドからこの部屋に設置されたソファーの上となっていた。 「・・・あれ?ここは・・・?」 「・・・!おい、お嬢ちゃん!気がついたか!!」 金糸雀の後ろから聞こえてくる大きな声。 振り向くと、そこには赤鬼を思わせるような怪人がいた。 「きゃあああああっ?!お・・・鬼かしら!!」 「おい、助けた恩人に対しての第一声がそれかよっ!それになぁ、俺には『モモタロス』って名前があるんだよ!!」 「・・・え?モモタロス?」 「おうよ!・・・ったく、俺のどこが鬼に見えるんだか、まったく・・・。」 ぶつくさとモモタロスが言う。 一方、金糸雀は考えていた。 モモタロス・・・それは、先ほどまで読んでいた小説に登場していたキャラクターのひとりである。 しかも、その容姿もかつてマスターである草笛 みつとともに見た <仮面ライダー電王>に登場するモモタロスとまったく同じであった。 そして、自分の置かれているこの状況・・・それは間違いなくあの小説のままであった。 「夢・・・かしら?」 思わず、自分の頬をつねる金糸雀。 「・・・っ痛たたたたた!!」 すぐに手を離す金糸雀。 そして、自分の頬には引っ張ったことによる痛みと熱が残っていた。 間違いなく、これは夢では無かった。 「おいおい、どうしたんだよ?」 モモタロスの声に金糸雀が振り向く。 目線の先には、ナオミの定位置であるスタンドでコーヒーメーカーをいじるモモタロスの姿があった。 「えぇっと、こうやって・・・こんな感じか?・・・アッチッチ!」 モモタロスが悪戦苦闘しながらコーヒーを入れる。 「クリーム・・・クリーム・・・あら?・・・しょうがねぇな・・・。」 そう言うと、カップに入ったブラックのコーヒーを金糸雀の近くに置いた。 「ほら、飲みな。目ぇ覚めるぜ。」 「ありがとうかしら・・・。」 「・・・う~、苦っ。やっぱクリームねぇと苦いな。」 モモタロスがコーヒーを飲みながらつぶやく。 「そういえば、お嬢ちゃんの名前を聞いてなかったな。名前、何ていうんだ?」 「金糸雀・・・かしら。」 「・・・神奈川?」 「だぁ~っ!違うかしら!!」 「・・・金沢?」 「それも違うかしら!!」 「・・・島根?」 「全然違う・・・ってか、なんで都道府県ばっかりかしら!!」 「へへっ!冗談だよ、金糸雀。」 そう言って、モモタロスは金糸雀のおでこを突っついた。 「むぅ・・・『ローゼンメイデンの策士』と呼ばれたカナを騙すとは・・・モモタロスさん、侮れないかしら!」 「・・・あぁ~、お人形さんが起きてるぅ~!」 突然響く無邪気な声。 その声の主は、調査から帰って来たリュウタロスであった。 「ちょ・・・?!いきなりなにするかしら?!」 「わーいわーい!高い高~い!!」 リュウタロスは金糸雀を抱えると、子供をあやすように高い高いをする・・・というより、完全に金糸雀をオモチャ扱いしていた。 「小僧!金糸雀に何しやがるんだ!!」 「へぇ~、この人形さん、金糸雀ちゃんって言うんだ。」 そう言いながら、今度は金糸雀をまるで飛行機のように両腕で振り回す。 「あ~れ~ぇ~!!」 目を回す金糸雀。 リュウタロスはさらに面白がって、両腕に金糸雀を抱えたまま車内を走りだす。 「小僧、てめぇ!金糸雀を返せ!!」 「や~い、馬鹿モモ!返して欲しかったらここまでおいで!!」 そう言って、リュウタロスが食堂車の扉を出ようとしたその時だった。 「・・・?!リュウタロス、危ない!!」 「え・・・?」 突然入ってきた良太郎に正面衝突するリュウタロス。 その勢いで、リュウタロスは手に抱えていた金糸雀を放り投げてしまった。 弧を描いて落下する金糸雀。 それに対し、モモタロスはお姫様抱っこで金糸雀をキャッチするのであった。 「・・・モモタロスさん、ありがとうかしら・・・。」 「あ~、モモタロスばっかりずるい~!僕にも貸・・・。」 即座に起き上がり、金糸雀の元に駆け寄ろうとするリュウタロスに対し、モモタロスのヤクザキックが腹部に炸裂する。 そして、壁に勢い良く叩きつけられるリュウタロス。 「・・・な・・・何するんだよ、馬鹿モ・・・?!」 いきなりの行為に反論しようとするリュウタロスだったが、モモタロスはそれよりも先に彼の前に立ち、 そして自身のモモタロスォードをリュウタロスの喉元に軽く押し付けた。 「・・・!!モモの字、何しとるんや?!」 帰ってきたばかりのキンタロスが声をあげる。 だが、モモタロスはキンタロスを無視し、リュウタロスに言った。 「リュウタロス・・・俺はな、おっさんから『この子を守れ』って頼まれてるんだ。 この子に危害を加えるつもりなら、いくらお前でもぶった切ってやるから覚悟しな・・・。」 その声は、いつものモモタロスからは聞けないような、殺気を感じさせるしゃべり方であった。 これには、さすがのリュウタロスも黙ってしまった。 「・・・も・・・モモタロスさん・・・ちょっと怖いかしら・・・。」 「・・・え?・・・あ・・・えぇっと・・・なんかごめんな。つい、コイツにカチンと来ちまってな。 ・・・そういやぁ、大丈夫か?振り回されたりしてたけど?」 「・・・あ、全然問題ないかしら!金糸雀は常に健康かしら!!」 「へへっ、そいつは良かったぜ。」 そう言って、モモタロスはいつもの嬉しそうな声をあげるのであった。 「・・・そういえば、良太郎のほうはどうだったんだ?」 モモタロスが飲みかけのコーヒーを飲みながら聞く。 「ああ、探してはみたんだけど・・・。」 良太郎が悲しそうな声で言う。 「・・・結論から言えば、痕跡っちゅうもんが一切残ってへんのや。 普通、イマジンが時の流れの中で何らかことをやらかすと、変更させられる前の記憶のかけらなり、 イマジンの砂なりが残ってるはずなんや。な?そうやろ、リュウタ?」 「・・・うん。」 部屋の隅で膝を抱えながら震えるリュウタロスがボソボソと答える。 「・・・ところが、この事件に関してはそういうのが一切見つかってないんだ。 まるで、『幸太郎そのものがもともといなかった』みたいに・・・。」 「・・・そういやぁ、金糸雀ちゃん・・・言うたっけな?」 キンタロスがコーヒーを飲みながら金糸雀に問いかける。 「何かしら?」 「金糸雀ちゃんは、なしてあのデンライナーに乗っとったんや?」 「え・・・?」 「・・・おお、そうだったな!金糸雀、幸太郎に何があったんだ?!」 モモタロスも問いかける。 しかし、金糸雀には分からなかった。 『この世界』・・・つまり『ジュンの書いた小説の世界』では自分と幸太郎が何らかの関係を持っていたのは知っている。 だが、その背景がどんなものなのか? そして、幸太郎とテディが何故消えたのか? 『この世界』の住人では無い金糸雀には見当がつかなかった。 はずだった。 『・・・幸太郎は、獏の怪人に襲われたかしら。』 ハッとする金糸雀。 それは自分の声であった。 「バク・・・って、夢を喰らうっちゅうアレか?」 キンタロスが聞く。 『ええ、その獏かしら。その怪人は時の流れを守る3人の人物・・・私のマスターである幸太郎とその祖父である良太郎、 そしてハナという女性の3人の過去を消し、カイが成し得なかった『イマジンの世界』の復活を企んでいるかしら!』 再び、金糸雀の『声』が答える。 だが、それは金糸雀の『声』であり、自身の『意思』ではなかった。 「・・・じゃあ、その『バク』とかいう怪人は良太郎のことも狙っているってことか?!」 モモタロスが聞く。 『ずばりそうかしら・・・。』 「幸太郎・・・。」 「・・・そや!金糸雀ちゃん、幸太郎が襲われた年代と日にちって分かるか?」 『ええ、もちろんかしら!確か・・・2058年の4月3日かしら!!』 「・・・てことは、その日に行けば!」 「モモの字、その日に行ってもしゃあないやろ。幸太郎を助けに行くんやから、その前の時間にせな。」 「あ。」 「よし・・・みんな、行こう!」 「・・・でもよう、良太郎。あいつはどうするんだ?」 モモタロスが指をさす。 その先には、今だに膝を抱えて落ち込むリュウタロスの姿があった。 「しゃあない、俺が見とく。モモの字と良太郎に任せるで!」 そう言うと、送り出しの意味なのかキンタロスは首を『コキッ』と鳴らした。 「金糸雀、道案内頼むぜ!」 『任せるかしら!』 そう言って、良太郎、モモタロス、金糸雀の3人はNEWデンライナーで事件前日の2058年4月2日へと飛んだ。 そう、金糸雀の『言葉』に誘導されるように・・・。 「おやおやぁ~、これはこれはぁ~!」 ターミナルを訪れていたオーナーの前に1人の男が現れる。 それは、オーナーと瓜二つの顔を持つ、ターミナルの駅長であった。 「しばらくです、駅長。本当なら久々に勝負!・・・と行きたいところですが、別の用事がありましてね・・・。」 「ほぉ~、別の用事とは?」 「『星の本棚』を貸していただきたい。」 「・・・『星の本棚』ですかぁ。お役に立てるかは分かりませんが、どうぞどうぞぉ~。」 そう言うと、駅長はオーナーをどこかへと連れて行った。 「Zzz・・・Zzz・・・。」 ターミナル内にある、薄暗い廊下。 その中にある扉のひとつの前で居眠りをしている青年がいた。 「・・・おやおやぁ~?」 彼の前に駅長とオーナーが現れた。 駅長が声をかける。 「こらこら、フィリップくん。こんなところで寝てたら風邪を引いてしまいますよぉ~。」 「・・・ん・・・あ・・・ふぁあ~・・・あ・・・すんません、駅長。」 フィリップと呼ばれた関西弁の青年が目の前の駅長とオーナーを見る。 「・・・あれ?駅長が2人おる・・・。まだ寝ぼけとんのかな?」 「そうですねぇ~、まだ寝ぼけているのかもしれませんねぇ~。あなたの前にいる駅長はひとりですからぁ~。」 「そして、デンライナーのオーナーである私が目に入らないのは、完全に寝ぼけているんですよ。」 「・・・。」 なんとなく、フィリップは黙ってしまった。 「さて・・・君に頼みたいことがあります。」 オーナーがフィリップに言う。 「・・・『星の本棚』での検索やな?検索ワードは?」 「・・・ワード?」 「そやで、おっさん。」 「おっさん・・・。」 オーナーは少しムッとした。 「『星の本棚』で検索するには、ワードが必要やねん。インターネットと同じや。」 「・・・じゃあ、『人形』で頼みます。」 「ちょっと大雑把過ぎひんか?・・・まあ、ええわ。よっしゃ!ほな、行くで!!」 立ち上がり、気合を入れるフィリップ。 その声に反応するかのように後ろのドアが開く。 点火する照明。 そこに照らし出されていたのは何千・・・何万・・・いや、何億冊もの本が置かれた巨大な書庫であった。 「検索開始・・・『人形』。」 その言葉に反応するかのように本棚から飛び出す幾冊もの本。 「おっさん、やっぱ該当項目が多すぎる。何か別のワードを付けたさんと!」 「次は『黄』。」 減らされる本。 「次は『ゴシックロリータ』・・・次は『ドロワーズ』・・・。」 どんどん減らされていく本の数。 その様子を駅長も見ていた。 「『星の本棚』、この星の・・・いや、全ての時間、全ての時空に存在する『存在』の記憶を記した場所。 いやはや、ディケイドの『空間を繋げる橋』によって出来た『異世界からの置き土産』にこんな能力があったとはぁ・・・。」 驚く駅長。 どうやら、今まで駅長は『星の本棚』をとくに重要視していなかったようであった。 しかし、駅長から『星の本棚』の存在を聞いていたオーナーは、 今回の事件の重要人物である金糸雀が異世界から来た存在であると直感的に気付き、 『星の本棚』による金糸雀についての調査が必要だと考えたのだった。 検索ワードによって、数えるほどまでに減少するも本の数は20冊近く残っていた。 「まだ残っとるなぁ~。次は?」 「次は・・・。」 悩むオーナー。 しかし、あの少女に関する言葉は既に出尽くしてしまっていた。 「どないする、おっさん?このぐらいだったら手作業でしらみつぶしに読んでみるって手もあるが?」 「いえ、そんな時間はありません。この時間も良太郎くんやモモタロ・・・!!」 突然、オーナーがハッとする。 「・・・最後のワード、『ローゼンメイデン』。」 オーナーの言葉に反応して減らされていく本。 最終的には1冊の本がフィリップの前に姿を現した。 「おっさん、終わったで。」 「・・・うむ、ありがとう。」 フィリップから『KANARIA』と書かれた本を手渡されたオーナーは、本をめくる。 「・・・。」 本をめくりながら険しい顔をするオーナー。 そこには金糸雀の生い立ちや身長・体重などのスペック、 そしてこれまでの金糸雀が経験してきた出来事についてが事細かに記載されていた。 ページをどんどんめくっていくオーナー。 その時、とあるページがまるで封印されているかのように他のページと接着されていることに気づく。 「・・・ん?これはいったい?」 「多分、アレやな。この金糸雀っていう存在に対して、何者かの圧力が働いとるんや。」 「圧力・・・?」 「そや。しかし・・・お人形さんになして圧力をかける必要があるんかな?」 「・・・君もこれに目を通したのですか?」 「まあな。それにしても、この『ローゼンメイデン』っちゅうもんは興味深いなぁ。 ・・・なあ、おっさん!ワシにもちぃとばかし拝ませてくれへんか? あの伝説の錬金術師ローゼンが作り上げたという生きた人形のひとりが、まさかのこんな身近におるんやからな!」 「残念ながらそういうワケにはいきません。」 「あら~、残念無念・・・と、言いたいところやけど!」 「?」 「おっさん、デンライナーに帰る手立てないやろ?それにデンライナーがここに来るまであと5時間近くあるし。 そんなん待つより、ワシが送ったる!その代わり、おっさんのとこにおるローゼンメイデン見せたってや!!」 そう言うと、フィリップはスキップしながら車庫へと向かってしまった。 「・・・まあ、いつもはいい子なんですけど、何かに興味を持っちゃうとああいうふうに暴走しちゃうんでねぇ~、 まあ、大目に見てあげてください。」 駅長がフォローした。 -2058年4月2日- 良太郎、モモタロス、金糸雀は、寂しげな夜の市街地に降り立った。 「おいおい・・・良太郎の時代と比べて、随分と暗くねぇか?」 『しょうがないかしら!未来は徹底的なエコ政策で夜は真っ暗かしら!』 「ふーん、そうなんだ・・・。」 歩き続ける3人。 そして、とある公園で金糸雀は立ち止まった。 『ここかしら!幸太郎が襲われた場所は!!』 「ここか・・・で、どうするんだ?」 「・・・あ、作戦を考えてなかった。」 「おいっ!」 「・・・仕方ないから、明日までここで待ってようか?」 「おお、グッドアイディア・・・なワケねぇだろ!!」 『・・・良い方法があるかしら。』 突然、金糸雀が口を開く。 「カナちゃん、何か方法があるのかい?」 良太郎が聞く。 『あなたたちを・・・幸太郎のもとへ送ってあげるかしら!!』 突然、良太郎へ金糸雀が襲い掛かる。 いきなりの出来事に対応出来なかった良太郎に対し、 金糸雀はその細腕からは想像も出来ない腕力で良太郎の首を絞めるのであった。 「りょ・・・良太郎!」 モモタロスが金糸雀を外しにかかる。 だが、それに気づいた金糸雀は何かを召喚し、その何かでモモタロスの体を切りつけた。 火花をあげるモモタロスの体。 そして、金糸雀の手にある物は・・・。 「・・・!それは・・・テンドンの!!」 それは、幸太郎の武器であり、幸太郎の使役するイマジンであるテディが変形した剣、マーチェテディであった。 「どうして・・・君が・・・幸太郎の・・・。」 『ふふっ、死人に口無し!あなたは黙ってるかしら!!』 左手の力のみで良太郎の首を絞める金糸雀。 そして、今度は右手のマーチェテディで良太郎の体を切りつけようとしていた。 「くそっ!こうなったら・・・。」 良太郎に向かって走り出すモモタロス。 その体は光の塊となり、良太郎に喰らいつく金糸雀を吹き飛ばした。 「金糸雀!いったいどうしちまったんだ!!」 金糸雀に向かって叫ぶM良太郎。 『・・・簡単なことかしら。この『世界』を手に入れるためにあなたたちを利用しただけかしら!!』 「そんな・・・そんなの嘘だろ?!なあ!!」 『残念ながら本当かしら!そして・・・。』 金糸雀が何かを取り出す。 「!!それは・・・。」 『幸太郎を倒したのも私かしら。』 金糸雀の手にあるもの、それは幸太郎が持っているはずのライダーパスであった。 『次はあなたの番かしら!!』 そう言って、金糸雀は自身の腰に出現したベルトにパスをセタッチした。 STRIKE FORM!! 金糸雀を包む青い装甲。 そして、それらは目の黒い仮面ライダーNEW電王を形づくった。 「こうなったら・・・変身!!」 M良太郎も、自身の腰に出現したベルトをセタッチする。 SWORD FORM!! M良太郎を包む黒い装甲。 そして、紅い鎧と電仮面が合体し、仮面ライダー電王 ソードフォームが登場した。 ぶつかり合うお互いの剣、そして散らされる火花。 この戦いを止めるため、必死になる電王。 だが、NEW電王もこの戦いを止めようとしていた。 それは、『本当の』金糸雀であった。 「止めるかしら!どうして、モモタロスさんと戦わなくちゃならないかしら!!」 NEW電王の中でひたすら叫ぶ金糸雀。 だが、その声はまるで存在しないかのようにかき消され、 そして自分の意思とは関係なしに金糸雀の体はNEW電王として電王に襲い掛かるのであった。 果たして、金糸雀を操る『声』の正体とは!? そして、幸太郎の行方は!? 物語は次回へと続く!! つづく <次回予告> 仮面ライダー電王!! 「・・・言ったはずだ・・・俺は・・・金糸雀を・・・守ると・・・。」 「君の曲を聞かせてくれないでしょうか?・・・君の持ち歌の1つ、『カタストロフ』を。」 「ひぃっ?!ば・・・獏人間ですぅ!!」 「ここから真のクライマックスだ!ジェットコースター並みにフルスロットルで行くから目を離すんじゃねぇぞ!!」
https://w.atwiki.jp/mhp2g/pages/829.html
タロスUシリーズ【剣士】 特徴 カンタロスの堅いキチン質甲殻を利用した鎧。 見た目のトゲトゲしさはまさに甲虫種の防具らしい。 ある程度の防御力は保障してくれるが、属性攻撃にかなり脆い。 貴重なスキルである『高級耳栓』が発動するが、同時に『悪霊の加護』も発動してしまう。 しかし、この防具を作れる段階なら加護珠を作れるはずなので、手ごろな高級耳栓装備だろう。 基本性能 値段 防御力 火耐性 水耐性 雷耐性 氷耐性 龍耐性 装備一箇所 8800z 50 -6 -1 -5 -5 2 装備全箇所 44000z 250 -30 -5 -25 -25 10 最大強化全箇所 z 未記入 防具強化 防具強化 LV2 LV3 LV4 LV5 LV6 LV7 LV8 LV9 LV10 LV11 LV12 LV13 LV30(MAX) 防御力 52 54 56 58 60 62 64 66 68 70 72 74 108 強化素材 鎧玉 鎧玉 上鎧玉 上鎧玉 堅鎧玉 堅鎧玉 重鎧玉 重鎧玉 王鎧玉 王鎧玉 真鎧玉 真鎧玉 真鎧玉 費用 0z 0z 0z 0z 0z 0z 0z 0z 0z 0z 0z 0z 0z 生産素材 部位 名称 スキル系統 スロット 生産素材 頭 タロスUヘルム 加護-3 聴覚保護+4 採取+2 O-- カンタロスの薄羽*1 カンタロスの堅殻*4 虹色コガネ*2 王族カナブン*3 胴 タロスUメイル 加護-2 聴覚保護+1 採取+2 OO- カンタロスの薄羽*3 カンタロスの堅殻*3 虹色コガネ*2 紅蓮石*1 腕 タロスUアーム 加護-2 聴覚保護+3 採取+2 OO- カンタロスの薄羽*1 カンタロスの堅殻*4 虹色コガネ*2 ドスヘラクレス*4 腰 タロスUフォールド 加護-3 聴覚保護+4 採取+2 O-- カンタロスの薄羽*3 カンタロスの堅殻*3 虹色コガネ*2 桃毛獣の尖爪*1 脚 タロスUグリーヴ 加護-2 聴覚保護+3 採取+2 OO- カンタロスの薄羽*2 カンタロスの堅殻*3 虹色コガネ*2 カブレライト鉱石*2 スロット合計/必要素材合計 8 未記入 発動スキル スキル系統 頭 胴 腕 腰 脚 計 発動するスキル あと少しで発動しそうなスキル 加護 -3 -2 -2 -3 -2 -12 悪霊の加護 聴覚保護 +4 +1 +3 +4 +3 +15 高級耳栓 採取 +2 +2 +2 +2 +2 +10 採取+1 ※あと少しで発動しそうなスキルとは±4ポイント以内で発生するスキルのことです。
https://w.atwiki.jp/srkjmiroor/pages/1534.html
「俺?三条!」 【名前】 ゼブラファンガイア 【読み方】 ぜぶらふぁんがいあ 【声/俳優】 関俊彦 【登場作品】 劇場版 仮面ライダーキバ 魔界城の王 【分類】 ファンガイア 【クラス】 ビーストクラス 【陸上生物モチーフ】 シマウマ 【鳥類モチーフ】 オウム 【真名】 煙の虜となった放蕩息子の座碑 【詳細】 ファンガイア族・ビーストクラスに属するシマウマを彷彿させるファンガイア。人間態は「三条」と名乗る刑務官。 驚異的な怪力を誇り、口からのエネルギー弾を武器としている。 腹痛の芝居をする音也を心配し、励ましの言葉を送るが、音也から不意打ちが切っ掛けになってファンガイアとしての正体を現す。 牢から脱出した音也に襲い掛かるも、プロトイクサに変身した音也の前になす術もなく、最期はイクサの「ブロウクン・ファング」を至近距離から受け砕け散った。 一連の経緯が原因となり、修正された歴史が再び元に戻る事になる。 【余談】 上記の台詞は紅音也に名前を聞かれた際に返答しており、電王での決め台詞「俺、参上!」を捩ったもの。 スーツはホースファンガイアの上半身、ライノセラスファンガイアの下半身を組み合わせてリペイントし、後にウォートホッグファンガイアに改造。 同作で『仮面ライダー電王』のレギュラーがゲスト出演している(クレジットでは「友情出演」)。 【役者名】 【『電王』での役名】 【『魔界城の王』での役名】 関俊彦 モモタロス 刑務官・三条/ゼブラファンガイア 遊佐浩二 ウラタロス 将棋部員 てらそままさき キンタロス 教師 鈴村健一 リュウタロス サッカー部員 秋山莉奈 ナオミ 婦人警官 上野亮 三浦イッセー 警官 押川善文 デネブなど 刑務官
https://w.atwiki.jp/10932tb/pages/664.html
「決意のシングルアクション」 『仮面ライダー電王』ファンが選んだ人気エピソードベスト5 第2位 前回 今回 次回 第43話← 第44話→ 第45話 【あらすじ】 イマジンと戦えば、やがてモモタロスたちも消えてしまう…。 衝撃的な事実を知った良太郎は、自分で自分を消す戦いなどしていいはずはない、とモモタロスたちと一緒には戦わないと宣言。 モモタロスの激しい怒りを買う。しかし、今回の良太郎は一歩も引かない。良太郎とモモタロスの仲は険悪になってしまう。 その間にデンライナーはターミナルに到着。ウラタロスに促されるように、モモタロスらも見学へと出かけるが、デンライナーにしがみついていた アルマジロイマジンがターミナルで暴れようとしていた…。 【脚本】 小林靖子 【監督】 柴﨑貴行 【アクション監督】 宮崎剛 【放映日】 2007/12/09 →放映リスト 【ゲスト】 駅員 (ターミナルの駅員) 岡野友信 第44話 寺島栄里 第44話 【関連するページ】 DVD予定 さらば仮面ライダー電王 情報 アルビノレオイマジン アルマジロイマジン イマジン ウラタロス エクストリームスラッシュ オープニング ガンフォーム キンタロス シルバーライナー ハナの手作りのごちそう モモタロス リュウタロス 仮面ライダー電王 DVD VOL.11 声優 契約 小林靖子 必殺、俺達の必殺技 クライマックスバージョン 放映リスト 柴﨑貴行 第43話 第44話 第45話 第4クール 第4クール登場人物 腐ったまんじゅう 話数4 駅長 駅長グッズ 高木渉 黒田崇矢
https://w.atwiki.jp/minasava/pages/89.html
―――冬木の中央。そこには常識では考えられない物体が存在していた。 巨大な要塞ともいえる物体と、同じく巨大な天駆ける船。 それらから放たれる無数の弓矢と炎による体当たりは冬木中を蹂躙していた。 ライダーのサーヴァント、ラムセス2世 前回のアーチャーのサーヴァント、安陽王 ライダーはこの冬木自体を破壊し、この地に己の帝国を作り上げるため。 泥に侵された安陽王は己の征服欲のままに冬木を蹂躙する。 それを防ぐために共同戦線をはったセイバーとアーチャーだが、 セイバーは重症。アーチャー……タロスも背後の避難民をガードしているので身動きがとれない。 だが、今や金色の輝きは失せ、体中の到る所…… 特にガードしている両腕に罅が入っている。 ライダーの『太光煌く王の神判(アメン・ラー)』を二度もガードし、なおかつ前アーチャーの『一矢千殺(キム=クイ)』 を防御中なのだ。 体を覆う灼熱は衰えないが、ここまでダメージを負ってしまっては、もはや熱線は放てない。 放った瞬間、己の体が自壊をおこしかねないからだ。 「アーチャー!タロスを退かせるんだ!このままじゃタロスが壊れてしまう!」 「だ……だめだよ士郎くん……。ここでタロスを移動させたら……後ろの避難民たちが殺されちゃうよ……。 私を優しく受け入れてくれたこの街のみんなを……殺させるわけにはいかないよ……!!」 「ふん!民などいくらでも湧いてくるというのに……愚かだな!神像の操り手よ!ならば死ね!!」 前のアーチャー安陽王は、さらに己の宝具一矢千殺による無数の矢でタロスやマスターを殺そうとする。 と、アーチャーとタロスの間に何か小さい金属の物体が投げ込まれる。 だが、それは凄まじい勢いで巨大化し、その巨大な剣は無数の矢を全て防御し、全長20mの超大型剣となって大地に突き立てられる。 それは傷を負って消滅寸前のセイバーが投げ込んだ己の剣だった。 「受け取れ!タロス!我が魂を!我が『不尽の巨剣(エッケザックス)』を!!」 本来、エッケザックスは巨人が使用した剣であり、このサイズこそが本来のサイズである。 タロスは、地面に突き立てられたエッケザックスを手に取ると、それを身構える。 タロスの表面を覆う灼熱が、握っている腕を通してエッケザックスへと流れ込み、刃を灼熱させる だが、巨人が使用した剣であるエッケザックスがその程度で壊れたり溶けたりすることなどありえない。 18mを超える神象であるタロスは、20mを超える超巨大剣『不尽の巨剣』を身構え、そのまま跳躍すると、 体重を乗せた一撃で一気に螺旋を描く九層の城壁結界を切り裂き、『神亀金城(コーロア)』を両断する。 「バ、バカなぁああ!!」 両断されたコーロアは内部の魔力が暴走し、大爆発を起こす。ここに安陽王は消滅した 「フン……。間抜けが。やはり鈍重な亀ごとき使い捨てにもならぬか。 だが、頂点に立つのは常に一人!それは私だ!セイバー!そしてアーチャー! 砕け散れ!《太光煌く王の神判(アメン・ラー)―――!》」 宝具『日輪抱く黄金の翼神(ラー・ホルアクティ)』の必殺走法。 鷹のような形状の炎をまとい、相手に突進する。 さすがにもう一度アレを食らったら、いかに強靭なタロスといえど粉微塵となるだろう。 だが、回避することもできない。 後ろの避難民たちをあの焔で焼き尽くさせるわけにはいかない。 どうする―――!? 士郎もアーチャーも絶望感に襲われた時、セイバーの声が響き渡る。 「アーチャー!エッケザックスを盾にしろ!!」 セイバーのスキル 『心眼(真)』 窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握しその場で残された活路を導き出す“戦闘論理” 逆転の可能性が数%でもあるのなら、 その作戦を実行に移せるチャンスを手繰り寄せられる。 そのスキルが、この場で最善の策を見出したのだ。 エッケザックスはディートリッヒが巨人エッケを倒したときに手に入れた剣。 真名解放と共に巨大な剣に変化し、さらに筋力・耐久を1ランクアップさせる。 巨人の使用した剣の強度は凄まじく、並の宝具ならば十分に盾代わりになる。 だが―――。 ライダーの必殺技、太光煌く王の神判(アメン・ラー)の破壊力はランクA+に匹敵する。 その威力は並などでは到底ありえない。 ぴしり、ぴしりと太陽の船を受け止めている少しづつエッケザックスの表面に細かい罅が入っていく。 その一撃を食い止めるためにさらにセイバーは己の全魔力をエッケザックスにつぎ込む。 どうする?どうすればいい?何もできることはないのか? ……いいや、そんな事はありえない。 衛宮士郎は作り出す者だ。ならば作り出せばいい。作り出すべき手本は―――今そこにあるのだから! 《投影開始(トレース・オン)―――!!》 《基本となる骨子を想定し 構成された材質を複製し 蓄積された年月を再現し あらゆる工程を凌駕し尽くし── ―――ここに幻想を結びて剣となす!!》 凄まじい魔力の奔流がタロスと日輪抱く黄金の翼神との間にあふれ出す。 そこに存在したのは―――士郎が作り出した20mを超える巨剣。 まぎれもなくエッケザックスである。 いかにライダーの宝具が強力であろうと、二本のエッケザックスを突破できはしない。 「くっ……!!」 そのまま空中を飛翔し、大きく距離をとるライダーに対して、 タロスは士郎が投影魔術で作り上げたもう一本のエッケザックスを手にとる。 右腕にはディートリッヒの本来の不尽の巨剣。 左腕には士郎は投影した偽物の不尽の巨剣。 両腕に巨大な剣をもつ威風堂々たる神像の姿。その姿にライダーですら恐怖を抱く。 「くっ、神の化身たる私が恐れを抱くなど……ありえん!ありえぬぞ!!」 士郎が読み取ったディートリッヒの戦闘経験による剣技とそれによって培われた真眼。。 それが士郎のパスを通し、エウロペへと流れ込み、さらにエウロペから自らの宝具であるタロスへと流れこむ。 いまや、タロスは完全にディートリッヒの剣技を再現できるのだ。 二本の両手の不尽を構えながら、タロスはライダーへと突進する。 それを見て、不尽の巨剣に己の全魔力を注ぎ込み。己の体を消滅させながらディートリッヒは叫ぶ。 「古の偶像など、粉砕するまでッ!! 我が刃こそは神を断つ剣なり!」 ディートリッヒの剣技を完全に再現した、タロスは、両腕のエッケザックスを華麗に振い、ライダーに攻撃を仕掛ける。 華麗にして壮絶な連続攻撃。その刃には、いかに太陽の船、日輪抱く黄金の翼神であろうと耐えられるものではない。 日輪抱く黄金の翼神は、巨神の刃に断ち切られ、粉砕されていく。 「バ、バカなああああああああっ!!」 「おおおおおおっ!!我が刃に!」 「断てぬものなし!」 士郎とディートリッヒのその言葉のとおり、神の船である日輪抱く黄金の翼神は粉微塵に打ち砕かれ、爆発した。